自由ひろば
![]() |
忍者が止まってて 日記を書く事が出来なかった哀マニアです! 言い訳じゃないですよ!!!
「と言うわけで、明日は食材の調達に町にでも行くか」 「うん」 私、こと、美少女秋雛、そして私の可愛い使い魔の紅葉ちゃん、そして、偉そうだけど、偉そうでもないような気がするヴォルグの3人。 その3人で魔王城の廊下を歩く。 なんか暗い廊下をロウソクの火が照らしているんだろうな〜 とか思っているそこの貴方! それがそうでもないんです。 床には綺麗な赤い絨毯が敷かれ、輝くばかりのシャンデリアが廊下を照らす。 まるで、私自信がお姫様にでもなったような錯覚を起こしてしまいますよv 「取り合えず、城の中を軽く案内してやろうか?」 「お願いします」 「ふむ」 でもでも、魔王さんって偉いんですよね? 部下とか手下とかそういった人たちが沢山いるんですよね? それにしては、城の案内とか、なんか偉そうな人がしそうもない事をやってますが・・・・・ ホントにこの人は魔王さんなのでしょうか? そう思った私は 「ねぇ、魔王って魔族の中で偉い人なんでしょ?」 「勿論だ」 「こういった、お城の案内とか、偉い魔王サマがするものなの?」 「ふむ。実はな、ヒナが来るまで、俺はする事がなくてヒマでヒマで仕方がなかったのだ」 「そうなんだ〜。じゃあ、今はヒマじゃない?」 「ああ」 「私に感謝しなさいよ?」 「そうだな・・・・・俺はヒナのほっぺたを伸ばすのに忙しくて仕方がない」 びにょびにょびにょ〜ん 「あう、いた、いたたたた〜、いたいたい〜」 そんな事をしていた時だ 「あ、ヴォルグ様」 目を3つ持った人物、レグドアが前方の方から私たちの方へと向かって来た。 「どうした?レグドア」 「今、カーサ様が1番隊を率いてウィガルズの兵団を撃退しに行くところです」 「そうか、ご苦労」 「何言ってるんですか。ご苦労じゃありません。ヴォルグ様も参加してください」 「ふむ。残念だが、俺はヒナのほっぺたを伸ばすの忙しいのだ」 そんなふざけた事を言うヴォルグに 「そんな事に忙しくしてるんじゃないわよ!!!」 私は思いっきり突っ込んだ。 「まったくです。ヒナさんの顔がこれ以上不細工になったらどうするんですか」 ドバキィ!!! 「ねぇ、ヴォルグ。こいつ殴っていい?」 「気持ちは分かるが殴ってから聞くな・・・・」 「う・・・・くぅ、なかなか重いパンチでした。体重いくつです?」 「この人ホントに頭にくるんだけど?」 「ワザとやってんだから気にするな。というか、魔族の会話はこんなもんだ」 「カルチャーショ〜ック!!」 「と、話がそれました。ウィガルズ兵団の撃退。お願いできますね?」 「だから忙しいと言ってるだろう?俺はヒナに城内を案内するんだからな。そもそも、カーサが行けばそれで事足りるだろ?」 「まぁ・・・・そうなんですが」 レグドアはそう呟くように言うと、今度は私の方に目を向けた。 「それでは、私もウィガルズ兵撃退に参加しますので、ヴォルグ様の世話をお願いしますよ?」 「ああ〜。うん。任せてよ」 そして、こう会話を交わした後、レグドアはそのまま私たちの前から去って行くのだった・・・・・ 「って、おい!俺の世話ってなんだよ!!!!」 ヴォルグのそんな叫びを後に・・・・・
| ||
---|---|---|---|
PaintBBS Server Ver.20050301
|
---|