自由ひろば
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「んんん?」 私は体の痛みを覚えながら目を覚ました。 「ん、目が覚めたみたいだな」 響く少年の声。 私はその声に反応してゆっくりと顔を声のする方へと向けた。 どうやら私がいるのはベッドの上。 さっきまではバスの中に居たと思ったのに・・・・・ って 「わきゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」 私が顔を向けた方向に居たのは 3つの瞳を顔に持った、得体のしれない人物だったのだ 「おい、人の顔を見て悲鳴を上げるのは失礼だと思うのだか? 「しょ・・・・しょうがないじゃない!何そのお面!私を驚かそうとでも思ってるの!?」 私は驚きのあまり、ベッドから転げ落ちるところだった。 しかし、その少年は静かに首をかしげ、こう呟いたのだ。 「お面?」 「・・・・・お面でしょ?その顔」 「・・・・・・・・・?」 「・・・・・・・・・・」 「もしかして、俺の顔の事を言ってるのか?」 「お面じゃなきゃ、その3つの目は何だって言うのよ」 「いや・・・・まぁ、世界広しと言えど、3つ目の種族は確かに少ないが、お面扱いは無いだろう?」 「・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・」 少年の右目、左目、そして額にある目が私を見下ろす。 しっかりと瞬きをするその3つの瞳。 「ばけもの〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」 私はそう叫んで もう一度意識を失うのだった・・・・・
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